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COLUMN

【COLUMN Vol.11】ダウンタイムカバーメイクが生まれた理由。

ダウンタイムを、ただの“待ち時間”にしない。

美容施術のあと、鏡を見ると不安になることがあると思います。
腫れや内出血、左右差、表情の変化。
人によっては、動かしにくさや痺れを感じることもあります。
「ちゃんと元に戻るかな」
「この先どんな顔になるんだろう」
それは誰もが抱く感情です。

私はこれまで、看護師として多くの術後の方とお会いしてきました。
そして今は、その後の生活を支えるメイクを担当しています。

手術が終わってまだまだ回復途中でも、
日常はすぐに始まり、また進んでいきます。
でも顔が変化しているあいだ、人はどうしても立ち止まりがちです。
外に出ること、誰かに会うこと、笑うこと。
「もう少し先でいいかな」と感じることもあると思います。

ダウンタイムカバーメイクは、
その“もう少し先”を、少しだけ早く取り戻すためのものです。

顔色が整うだけで、気持ちも動き出します。
内出血を隠せると、回復後の良いイメージも湧きやすくなります。
ただ隠すのではなく、日常に戻るきっかけをつくる。
それが、このメイクの本当の意味です。

ダウンタイム中は、身体も心も回復モードにあります。
普段通りの行動ができないからこそ、
少しずつ整える作業が、自分を支える時間になります。
その時間を、一緒につくりたい。
それが、このダウンタイムカバーメイクが生まれた理由です。

このメイクでは、可能な限り肌に負担をかけないよう、
そしてヨレずにきれいな状態を保てるよう、少ないアイテムと工程で仕上げます。
しっかり重ねてないのにきれいに見える、ということを大切にしています。

美容医療を受ける方の多くは、
なりたい自分になるための勇気を出しています。
だからこそ、その過程も大切にしてほしいと思います。

ダウンタイムを、ただの我慢の時間ではなく、
変化と再生の時間として過ごせるように。
このメイクが、そのきっかけになれば嬉しいです。


Medical Visual Director
AYAKA