外見の変化を“自分らしさ”に変えるまで
“その人らしさ”は、どこに現れるのか
「内面は外見に出るよね」そう言われて、ドキッとしたことはありますか?
なんとなく、性格が顔に出る——たとえば、落ち着いた人は、穏やかな雰囲気になる。
それって本当でしょうか? そして、どうやって見分けられるのでしょうか。
外見だけではなく“印象”そのものを扱う私だからこそ見える視点があります。
“内面は顔に出る”は、どこまで本当?
生き方や考え方が顔に出る、というのは確かにあります。
もちろんそれは“性格が顔の形を変える”という話ではありません。
実際に印象に影響しているのは、
- 目線や姿勢
- 声のトーン
- 口元の動きや、癖(眉・口角など)
- 肌の調子(セルフケアへの意識)など。
「内面がにじみ出ている」ように見えるのは、“意識”や“習慣”が蓄積された結果としての外見なのです。
“外見から変える”のは無意味?
答えは、Noです。無意味ではありません。
なぜならば、外見が整うと、
- 自信がつく
- 目線が上がる
- 自分に手をかける余裕が生まれる
結果として、“内面”が整っていくルートを辿ります。
これはオルタスで多くの患者さんを見てきた中で、何度も感じたことです。
外見から入る変化にも、十分価値があります。
外見だけでは完成しない、美しさのかたち
けれども、「外見を変えても中身が変わらなければ意味がない」そんな声もよく聞きます。
たとえば、優しい雰囲気に整えたのに、ふとした瞬間に相手を傷つけるような言動があると、どれだけ可愛くなっていても、その魅力は薄れてしまうものです。
だからこそ、“整った自分に、ふさわしいふるまいを選べるか”も、とても大切なことです。
美しさとは、単にパーツの配置ではなく、“今の自分を好きだと思えるかどうか”。
せっかく変わったなら、その変化を“好きな自分”として生かしていってほしいと思っています。
そのために外見からアプローチして、行動や意識の変化につなげていくことも、オルタスが大切にしている道筋です。
“らしさ”は、顔に出るのではなく、にじみ出る
その人らしさは、「このパーツがこうだから」ではなく、
- 似合う色を纏っているか
- 自分に合った髪型やファッションを選べているか
- 余白のあるメイクで呼吸ができているか
そうした“選択”の積み重ねでにじみ出るものです。
オルタスの診断やメイクは、
「外見→内面」も、「内面→外見」も、どちらからのアプローチも大切にしています。
その人のリズムに寄り添いながら、自信が顔に出る流れを整えていきます。
変わった“その先”を、どう生きるか
「内面が外見にあらわれる」——それは、ある意味では本当。
けれど、それがすべてではありません。
外見を変えることで、“内面”があとから追いついてくることもあります。
だからこそ私は、どちらの入り口も大切にしたいと思っています。
大切なのは、外見が「変わる」こと自体ではなく、変わった“その先”をどう生きるか。
その変化をどう“自分らしさ”に繋げていくかが、本当の意味での美しさに関わってくるのだと思います。
Medical Visual Director AYAKA