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COLUMN

【COLUMN Vol.7】“好き”を選び取ることは、案外むずかしい。

“似合う”だけでは測れない、感性の話

「意外だね」が突きつけるもの

「意外だね」と言われて、戸惑った経験はありませんか?
もし戸惑った経験があるとすれば、その理由はおそらく、
自分の中の「好き」と、他人からの印象とのズレを感じたからだと思います。

印象は、自分の意図とは関係のないところでもつくられていきます。
年齢、話し方、職業、表情、服装──そういった要素が重なり合って、「この人はきっと〇〇な人」といったイメージが、周囲の中に自然と生まれていきます。

そうした中で、「これを選ぶのは年齢的にちょっと…」「そのキャラには似合わないかも」といった空気を感じて、何かを選ぶことをためらってしまう。
その感覚を、持ったことがある方も多いのではないでしょうか。

“好き”を選ぶことに生まれる慎重さ

ピンクが好きでも、「もう落ち着いたほうがいいかな」と思ってしまったり、
アイドルが好きでも、「自分の年齢で言うのは恥ずかしい」と感じたりする方もいらっしゃると思います。

それは、「似合うかどうか」だけの問題ではなく、
“好き”という感情さえも、周囲からどう思われるかを気にしてしまうような空気があるからかもしれません。

なんとなく「こうであるべき」という無言のルールの中で、自分の「好き」を隠したり、諦めたりすることが、少しずつ当たり前になってしまう。
そんな窮屈さを、美容の現場でもよく目にします。

診断は“選ばないため”ではなく“選ぶため”のもの

私は、パーソナルカラーや顔タイプ、骨格診断といった知識をとても大切にしています。
それらは、「似合う」を見つけたり、印象を整えたりする上で、大きな力になります。
けれど同時に、それは「好き」を否定するためのものではありません。

「似合わないならやめておこう」ではなく、
「どうすれば“好き”を活かせるか」に目を向けてほしいのです。

ピンクが浮いて見えるなら、肌になじむトーンを選ぶ。
キャラクターとギャップがあるなら、メイクや服で印象を調整する。
そうやって、“好き”と“似合う”を両立させる工夫は、いくらでもできます。

“好き”は、誰かに許可をもらうものではない

美しさは、他人からの評価だけで決まるものではありません。
そして、「似合うかどうか」だけで、自分の選択を狭めてしまうのは、もったいないと感じます。

年齢や立場に縛られず、自分の感性を信じて選んだ“好き”には、その人にしか出せない魅力や説得力が宿ります。

“似合う”の中に、“好き”を育てる

「似合う」の中に「好き」があることは、理想的かもしれません。
けれど、好きという気持ちを出発点に、その人なりの“似合う”をつくっていく流れこそ、私は大切にしたいと思っています。

誰かの基準に合わせるのではなく、“自分の好き”に向き合える人でありたいし、
そう思う人の背中を押せるような存在でありたいと思います。

そして、私がリゾナスを大好きな理由のひとつが、
「個性を大事に、好きなものを好きと言える」空気がここにはあるということです。
年齢や性別、立場に関係なく、誰かの“好き”に対して「素敵だね」と自然に言い合える、そんなあたたかな関係性が、私にとっては何より心強いと感じます。

これからも、そんな仲間たちと一緒に、
“好き”がちゃんと肯定される場所を育てていきたいです。


Medical Visual Director AYAKA